アトピーの色素沈着2
前回は色素沈着を防ぐ方法をお伝えいたしましたが、今回は、できてしまった色素沈着をうすくする方法をお伝えいたします。
アトピーや敏感肌の色素沈着は、メラニンを含んだ褐色の角質細胞が、ターンオーバーの乱れによりはがれ落ちず皮膚に厚く積もることによってより濃く見えます。
また、炎症の赤みと混ざって赤黒く見えることもあります。
さらに、炎症によって角質層と真皮の間の基底層に損傷を受けた場合は、通常角質層だけに存在するメラニンが真皮にまで落ち込んで青みがかった色になることもあります。
真皮に落ち込んだ色素沈着はスキンケアだけで対策することは難しく、形成外科や美容外科でレーザー治療などを行う必要があります。
しかし、角質層にとどまった色素沈着は、以下のような方法でうすくすることが可能です。
●色素沈着をうすく目立たなくさせる方法
1.炎症をなくし、赤みを消す
赤黒い色素沈着の赤い部分は炎症による赤みですので、まずはできるだけステロイド以外の方法で炎症を抑え、肌の赤みを取ることが色素沈着の色を赤黒く濃く見せないためには必要です。
2.メラニンを含んで厚く積もった不要な角質を排出させる
厚く積もった不要な角質細胞を取り去ってそれ以上積もらないようにするには、レチノール(ビタミンA)やAHA(フルーツ酸やグリコール酸)の含まれた化粧品を使うことで実現できます。
レチノールもAHAも不要な角質を取り去り、お肌のターンオーバーを正常化して、それ以上角質が厚く積もることを防ぎます。
ただし、AHAもレチノールも高濃度になると刺激を感じることがあるため、アトピー、敏感肌の方は刺激の出ないよう自分のお肌に合ったものを選ぶ必要があります。
3.油溶性ビタミンC誘導体の含まれた化粧品でメラニン自体をうすくさせる
メラニンを作らせない美白成分は沢山あるのですが、できてしまったメラニンをうすくすることができる美白成分はビタミンCとその誘導体だけになります。
ビタミンCは非常に壊れやすいため、化粧品には壊れにくくお肌に浸透してから徐々にビタミンCに変化していくビタミンC誘導体が配合されています。
ビタミンC誘導体には以下のように水溶性のものと油溶性のものがあります。
【水溶性ビタミンC誘導体】
リン酸L−アスコルビルマグネシウム
リン酸アスコルビルアミノプロピル
【油溶性ビタミンC誘導体】
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)
水溶性のものは、高濃度で使用すると、刺激を起こしたり、肌を乾燥させやすくする欠点があります。
それに対して、油溶性ビタミンC誘導体は肌を乾燥させにくく、高濃度で使用してもお肌に刺激を起こしにくいという利点があります。
アトピー、敏感肌の方の色素沈着対策には油溶性ビタミンC誘導体の濃度の高い化粧品を使うことをおすすめいたします。
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