エッセンシャルオイルがお肌に合わない場合の対策

20060906.gif「エッセンシャルがお肌に合わないようなのですが、
どうすればいいでしょうか。」


というご質問を、稀にいただきますので、今回はその対策をお伝えしたいと思います。


ステロイドなどの薬に頼らず、アトピーのお肌を健やかに保つには、薬以外の方法で、お肌の炎症を抑え、皮膚のバリア機能を正常に持って行くことが大切だと考えています。

そのための方法のひとつとして、天然植物成分のエッセンシャルオイルや、それらが入った保湿化粧品をご利用になることをおすすめしているのですが、エッセンシャルオイルがお肌に合わないケースもまれにございます。

この場合、エッセンシャルオイルによるスキンケアをご利用になることは難しいのですが、ひとつだけ可能性が残されているので、それをお伝えしたいと思います。


一部のエッセンシャルオイルは強い抗炎症力がありますが、それらの力があるということは、裏返すと、お肌にある程度強い作用を与えるため、それが刺激となる場合がございます。

抗炎症力がお肌の刺激による影響よりも勝っている場合は、炎症が徐々に鎮まり、バリア機能向上によって、エッセンシャルオイルの刺激もより感じなくなっていきます。

しかし、お肌への刺激が勝ってしまう場合は、かぶれなどを起こすことがございます。

解決方法としては、一時的にステロイドを併用することがあげられます。


以前、ステロイド使用を中止するには、一時的にステロイドの力に頼る必要性があることをお伝えしましたが、今回のケースの場合、副作用の影響が出ない短期間の利用により、ステロイドで炎症を抑え、一時的にバリア機能を向上させることで、エッセンシャルオイルの刺激を抑えることが期待できます。

そして、エッセンシャルオイルの抗炎症力の助けを借りながら、徐々にステロイドを弱くしていき使用を中止することで、刺激と抗炎症のバランスをとりながら炎症を鎮めて行くことが可能です。

この方法を何度か試してもエッセンシャルオイルの刺激が勝ってしまう場合は、エッセンシャルオイルを使うことは断念せざるを得ないと思います。


それでは、エッセンシャルオイルが使えない場合、どのような対処法が考えられるでしょうか。

現時点でエッセンシャルオイルよりも炎症を抑えることのできる天然成分は、お目にかかったことがないのですが、抗炎症以外の方法でも、皮膚のバリア機能を正常に持っていくことで、アレルギーのかゆみと炎症を徐々に鎮めていく方法がいくつかあります。

そのひとつはビタミンBの利用です。


ビタミンB群には、

チアミン    (ビタミンB1)
リボフラビン (ビタミンB2)
ナイアシン  (ビタミンB3)
パントテン酸 (ビタミンB5)
ピリドキシン ( ビタミンB6)
コバラミン   (ビタミンB12)
ビオチン   (ビタミンH)


などがありますが、アトピーに有用な成分としては、「ビオチン」「パントテン酸」「ナイアシン」があげられます。


「ビオチン」は、最近ではアトピー性皮膚炎の治療にも使われるのでご存知かもしれませんが、欠乏すると肌が乾燥してバリア機能が低下します。

また「パントテン酸※」は、表皮の細胞の代謝を活性化し、傷の治りを早くすることから、欧米では昔から火傷や傷薬の成分として使われてきました。さらに、副腎の機能を助け、体本来の副腎皮質ホルモンの合成を促すという、アトピーには有用な作用があります。

最後に「ナイアシン※」ですが、近年の研究によって、肌に塗布することで角質層のセラミド量が増加する、ということがわかっています。また、痒みを抑えたり、界面活性剤の刺激を防いだりする作用もあることが、わかっています。


これらのビタミンB群をサプリメントで摂取したり、肌に塗布することで、肌細胞を活性化し、皮膚のバリア機能を向上させ、アレルギーによるかゆみや炎症を鎮め、ステロイド外用薬に頼らずに肌を健やかに保つことが期待できます。

エッセンシャルオイルがお肌に合わない方は、一度ビタミンBの摂取や化粧品での塗布をおすすめいたします。


※「パントテン酸」と「ナイアシン」は、化粧品ではそれぞれ「パンテノール」「ナイアシンアミド」という誘導体として配合されています。



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