アトピーとスキンケア1
アトピー性皮膚炎はアレルギー体質の方が発症する皮膚病ですが、アレルギー体質だからといって必ずアトピーになるわけではありません。
アトピーの原因にはもうひとつ大きなものがあります。
それは「皮膚のバリア機能低下」です。
皮膚のバリアとは、外部からの刺激やアレルゲンがお肌の中に入り込まないようにするための機能です。
このバリア機能は、皮脂と角質層の細胞間脂質(セラミドが主成分)によって実現されています。
正常なお肌は皮脂とセラミドがお肌でたっぷり作られるため、外部からアレルゲンは入り込むことができません。
しかし、洗浄力の強い洗剤の使用や、日焼け、乾燥、ストレス、食生活の乱れなどによって皮脂やセラミドの量が減ることによってバリア機能が低下してしまいます。
すると、バリアを通り抜けて進入したアレルゲンによって、かゆみや炎症が引き起こされるのです。
ちなみに、乳幼児の場合は、皮膚のバリア機能がまだしっかりと形成されていないため、生まれつきアレルギー体質のお子さんは、アトピーを発症する可能性が高いのです。
アレルギー体質を改善することはなかなか難しいことですが、皮膚のバリア機能を正常にすることは適切なスキンケアによって比較的容易に可能です。
つまり、アトピーの原因のうち1つは、スキンケアによってなくすことが可能なのです。
次回は、アトピーのスキンケアのポイントをお伝えいたします。
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